← 系統図へ戻る
少年

スポ根

Sports & Guts
はじまり1966年ごろ少年代表作27
🗺 系統図のこの場所へ

どんなジャンルか

『巨人の星』『あしたのジョー』。原作者・梶原一騎が持ち込んだ劇画的な熱と「努力・根性」のドラマは、後の少年マンガすべての原型になった。

少年の帯について:週刊少年誌が育てた王道。努力・友情・勝利からダークファンタジーまで。

つながり

線の種類は3つ。直系の進化/影響を与えた/対抗・反発から誕生。

ここへ流れ込んだもの

ここから生まれたもの

代表作

📖
巨人の星 (1966)
梶原一騎・川崎のぼる / 週刊少年マガジン

父子の宿命と魔球に全てを賭ける野球マンガ。「スポ根」というジャンルそのものを定義した作品。

📖
あしたのジョー (1968)
高森朝雄・ちばてつや / 週刊少年マガジン

ドヤ街の少年・矢吹丈が燃え尽きるまでを描くボクシング劇画。力石徹の死には現実の葬儀が行われた。

📖
ドカベン (1972)
水島新司 / 週刊少年チャンピオン

山田太郎を中心とした高校野球群像劇。緻密な試合描写で野球マンガの一時代を築いた長期連載。

📖
キャプテン (1972)
ちばあきお / 月刊少年ジャンプ

平凡な選手たちが努力で強豪になる中学野球。派手さのない誠実なスポ根として今も評価が高い名作。

📖
エースをねらえ! (1973)
山本鈴美香 / 週刊マーガレット

平凡な少女・岡ひろみが厳しい指導のもとテニスに打ち込む。スポ根と少女マンガを融合させ、後続に大きな影響を与えた。

📖
リングにかけろ (1977)
車田正美 / 週刊少年ジャンプ

必殺ブローが炸裂するボクシング。スポ根に超人的な演出を持ち込み、後の車田作品と少年バトルの原型となった。

📖
タッチ (1981)
あだち充 / 週刊少年サンデー

双子の兄弟と幼なじみ・南。スポ根の熱をモノローグと余白の演出に置き換えた、80年代サンデーの象徴。

📖
キャプテン翼 (1981)
高橋陽一 / 週刊少年ジャンプ

「ボールはともだち」大空翼のサッカー物語。世界のトッププロにも影響を与え、日本のサッカー人気を牽引した金字塔。

📖
YAWARA! (1986)
浦沢直樹 / ビッグコミックスピリッツ

天才柔道少女・猪熊柔の日常と競技。バブル期の空気を軽やかに描いた青年誌スポーツ&ラブコメの名作。

📖
はじめの一歩 (1989)
森川ジョージ / 週刊少年マガジン

いじめられっ子の幕之内一歩がボクシングで成長する。丁寧な試合描写と練習描写で長年愛される王道スポ根。

📖
SLAM DUNK (1990)
井上雄彦 / 週刊少年ジャンプ

不良少年・桜木花道がバスケに目覚める。スポ根の遺伝子をリアリズムで更新し、日本にバスケブームを起こした。

📖
グラップラー刃牙 (1991)
板垣恵介 / 週刊少年チャンピオン

最強を求める格闘家・範馬刃牙の死闘。過剰な肉体描写と独特の格闘理論でカルト的人気を誇る。

📖
H2 (1992)
あだち充 / 週刊少年サンデー

野球と幼なじみたちの三角関係。あだち充の集大成的な青春野球ラブコメの名作。

📖
MAJOR (1994)
満田拓也 / 週刊少年サンデー

本田吾郎が幼少からメジャーリーグまで駆け上がる野球一代記。一人の選手の生涯を追う長期スポ根の代表作。

📖
ヒカルの碁 (1998)
ほったゆみ・小畑健 / 週刊少年ジャンプ

少年ヒカルと平安の霊・佐為が挑む囲碁の世界。地味な題材を白熱の対局に変え、子どもの囲碁ブームを起こした。

📖
ROOKIES (1998)
森田まさのり / 週刊少年ジャンプ

不良だらけの野球部を熱血教師が再生させる。汗と涙の青春群像で幅広い支持を集めた。

📖
テニスの王子様 (1999)
許斐剛 / 週刊少年ジャンプ

天才少年・越前リョーマの中学テニス。必殺技インフレとキャラ人気でスポーツマンガに新たな読者層を開いた。

📖
BECK (1999)
ハロルド作石 / 月刊少年マガジン

冴えない中学生コユキが、天才ギタリスト竜介と出会いバンド「BECK」に加わる。無音のマンガで「鳴っている音」を信じさせ、洋楽ロックの熱を日本の少年誌に持ち込んだ音楽マンガの代表作。

📖
アイシールド21 (2002)
稲垣理一郎・村田雄介 / 週刊少年ジャンプ

俊足の小早川瀬那が挑むアメフト。マイナー競技を圧倒的な画力と戦略で描き切った異色のスポーツマンガ。

📖
ダイヤのA (2006)
寺嶋裕二 / 週刊少年マガジン

名門野球部で成長する投手・沢村栄純。ポジション争いの緊張感を丁寧に描く本格野球マンガ。

📖
3月のライオン (2007)
羽海野チカ / ヤングアニマル

孤独な少年棋士・桐山零が将棋と人との関わりの中で再生していく。繊細な心理描写で将棋を人間ドラマに昇華した。

📖
ちはやふる (2007)
末次由紀 / BE・LOVE

競技かるたに青春を懸ける千早たちの物語。少女マンガとスポ根を融合し、競技かるたブームを巻き起こした。

📖
黒子のバスケ (2008)
藤巻忠俊 / 週刊少年ジャンプ

影の6人目・黒子とキセキの世代のバスケ。能力バトル的な演出でスポーツマンガに新風を吹き込んだ。

📖
ハイキュー!! (2012)
古舘春一 / 週刊少年ジャンプ

小柄な日向翔陽が挑む高校バレー。緻密な試合描写とチーム群像で、2010年代スポーツマンガの代表作となった。

📖
映像研には手を出すな! (2016)
大童澄瞳 / 月刊!スピリッツ

設定オタクの浅草氏、カリスマ読者モデルの水崎氏、金勘定担当の金森氏が「最強の世界」を作るためアニメ制作に挑む。頭の中の空想がそのまま画面に噴き出す作画で、ものづくりの快感を描き切った。

📖
ブルーピリオド (2017)
山口つばさ / 月刊アフタヌーン

遊びも勉強もそつなくこなす八虎が、一枚の絵に心を撃たれ美大受験の世界へ。「好き」に人生を賭ける苦しさと歓びを真正面から描き、美術を青春の競技に変えた話題作。

📖
ブルーロック (2018)
金城宗幸・ノ村優介 / 週刊少年マガジン

「世界一のエゴイストFW」を育てる過激なサッカー育成プロジェクト。従来のチームスポ根を覆す価値観で新世代の支持を得た。

少年の帯を歩く

同じ帯のジャンルを年の順に並べています。いまいるのは色のついたところ。

  1. 1950 月刊少年誌マンガ
  2. 1959 週刊少年誌
  3. 1965 妖怪・怪奇マンガ
  4. 1966 スポ根いまここ
  5. 1978 少年ラブコメ
  6. 1984 ジャンプ黄金期バトル
  7. 2003 頭脳戦・サスペンス
  8. 2009 ダークファンタジー
  9. 2012 異世界・なろう系

ジャンル一覧

この記事について

ジャンルの線引きは断定ではなく「マンガのネットワークの中で濃くなっているところ」を示したものです。年は目安で、諸説あるものは諸説あると書きます。